同居の親族と世帯分離をしている場合の帰化申請について


自分1人だけで帰化申請をしようとおもった時に、親族と同居をしているケースがあります。

また、自身の親と同居をしているケースでは、世帯分離を行い、住所は同じでも住民票上では分けて生活をしているような事例もあります。

この場合、よく受ける質問として、「親と同居しているけれども、世帯分離をしているから、親の状況は関係ないですよね?」と聞かれることが多くあります。

そこで、今回は家族(親等)と同居しており、世帯分離を行っている場合の帰化申請について考えていきたいと思います。

これから帰化申請を検討している方の参考になれば幸いです。

目次

世帯分離をしていても同居者の書類は必要になる

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結論から述べると、世帯分離をしていたとしても、同居をしている場合は、同居者の書類も必要になります。

そのため、一人暮らしをしている方が帰化申請をするよりも、当然多くの書類を収集・作成をしなればならなくなります。

また、同居人の方からの書類が必要になるため、同居している家族等からの協力も必要になってきます。

同居している家族等が準備する書類は?

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同居している家族等が準備しなればならない書類について、代表的なものは以下の書類です。

・住民票(世帯分離しているためそれぞれの住民票が必要)
・在勤及び給与証明書(同居人の数だけ必要になります。例えば、母と妹と同居しているケースでは、母と妹の在勤及び給与証明書が必要)
・源泉徴収票
・納税証明書
・課税(非課税)証明書
・健康保険被保険者証の写し

等の書類が必要になります。

上記以外にも、同居人が国民健康保険に加入している場合は、国民健康保険納付証明書等が必要になり、それぞれの生活状況によって収集する書類が異なってくるので注意をしなければなりません。

同居人が年金等を未納状態の場合はどうなるの?

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1人だけで帰化申請をする場合において、自身が年金や税金等を全て支払っている場合でも、同居人に未納がある状態では、帰化申請をしても不許可になる可能性が高くなります。

そのため、1人だけで帰化申請をする場合は、同居人の納付状況をしっかり確認した上で、帰化申請の準備を進めていかなければなりません。

まとめ

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今回は、家族等と同居している場合で、世帯分離をしているケースの帰化申請について考えてきました。

帰化申請は、申請者の状況によって必要な書類が異なり、場合によっては膨大な書類になることもあります。

そのため、帰化申請の検討を始めた場合に、行政書士等の法務の専門家に相談することで手続きを効率的に進めていくことができるようになるため、一つの選択肢としておすすめです。

今回の記事が帰化申請を検討している方の参考になれば幸いです。


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この記事を書いた人

大阪市中央区で行政書士法人を経営し、帰化申請等の外国籍の方の手続きに精通し、多くの実績・経験・専門性を持っています。

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